足の感触
脳神経内科の診察が終わり何日か経ったある日、何気なく足を触ってみると、妙な違和感があった。不自然に柔らかく、ぶよぶよしている感じがする。
この頃、倦怠感と食欲不振が続いていたこともあり、再度大学病院の脳神経内科を受診。
一連の経緯と自覚症状を説明したが、一通り検査をした上
「足は萎縮しても柔らかくなってもいないし、正常です。色々調べて心配かもしれませんが、ALSなどの病気じゃないです。」と若干イラついたトーンで言われ、診察終了。
1ヶ月後に念のためということで筋電図検査の予約を入れた。
初めて会う人の体の状態が以前どのようになっていたかは知る由もないので現時点の状態がどうかで評価するしかないわけだが、ともかくこの時点で明らかな異常は認められない、ということであった。
しかし自覚症状としては何とも不気味で、繰り返し足を触ってみては
「やっぱり柔らかくなってるよなあ...」
と感じていた。
脳神経内科の受診
脳神経内科では「今日はどうしました~?」
という軽いトーンで始まった。
経緯を説明し、簡単な診察(手を上げてキープする、腱反射を見る)をした後MRIを取ってとりあえず脳に異常はないという説明を受け診察としては終了。
自分としては気になる症状が出ているので、
「大学病院に紹介状を書いていただきたい」
とお願いすると、
「何を診るの?異常はありませんから」
と断られてしまう。
結局元々診察していただいた内科で後日紹介状を書いてもらい、大学病院の脳神経内科を受診することに。
大学病院に行く機会などめったにないのでなかなか勝手がわからなかったが、初診受付でも待つし外来受付でももっと待つ。。結局二時間位待って診察を受けた。
内容は腱反射の確認と力比べ(力が入っているかどうかを調べる模様)。当たり前かもしれないが大学病院だから高度な検査をするとか違った事をやるというわけではなく、まずは基本的なところを確認するんだな~という感想を持った。
当日に血液検査を受け、翌日筋肉のCT撮影を実施する運びとなった。
これについては後日結果を確認する機会があったが、特に異常は見つからなかったとのこと。
初めての違和感:下顎のズレ
テレワーク中のある日の午後、口の中に違和感を感じた。
「何か上下の歯の噛み合わせが悪い気がする....」
洗面所で口を開けて鏡を見ていると、突然下顎が勝手に横にズレ出した。
「!?」
その後、舌が口の中で勝手に動いたり外に出てきたりといった症状も出た。
突然の出来事に混乱しつつ、まずはともあれ
Google先生に聞いてみることに。
『下顎 勝手に 動く』
ジストニア、と言った耳慣れないキーワードが出てくる。
何はともあれ病院を受診してみようか、と思い、ジストニア等いわゆる不随意運動が起きた場合は脳神経内科を受診せよ、というサジェスチョンに従い自転車で行ける範囲の脳神経内科に電話をしてみた。
「はい、○○脳神経内科です」
「あのー、ちょっと下顎が勝手にずれる?ような症状があって受診をしたいのですが」
「先生に聞いてみます」
・・・
「先生に聞いてみましたが、『その症状なら耳鼻科が良いと思う』との事でした」
耳鼻科?ではないだろうと思い、近所の総合内科を受診した。
診察で色々話していると突然肘のあたりの筋肉の大きめな痙攣が始まり、続いてふくらはぎも勝手に動き始める。
内科の先生も、「ちょっと様子がおかしいですね」ということで紹介状を書いてもらうことに。
①大学病院で翌々日以降受診
②付近脳神経内科で当日受診
のいずれかになるという事だったので、
とりあえずすぐに受診できる②を選択。
このブログについて
ALS疑い(確定診断前)があり各種病院受診、検査等実施しています。
色々な病院を回る中で個人的に感じた医療分野の課題など書いていけたらと思います。
また、ALSではないかと不安に思う方が世の中に予想以上に多いと感じ、参考になる情報提供なども出来ればと思います。